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COLDSLEEP

まどるdが趣味でかいた小説をだらしなく垂れ流す場所


Category: ネタ   Tags: ---

なーんとなく5

 俺は特殊能力とか、霊能力とか、そういったものを信じちゃいない。サイコキネシスとか、発火能力(ファイヤースターター)とか、霊が見えるとか、そんなものは非現実的だ。
 そう、いつも自分に言い聞かせては目の前で起こる現実から逃れようとしていた。サイコキネシスで人が浮くとか、発火能力(ファイヤースターター)で人が突然燃えたりとか、見えるはずのない故人が微笑みかけてきたりとか、そういった目に見えて驚くような事じゃないけれども、俺を誰もが過ごすだろう日常から乖離させるには充分な現象なんだ。
 そいつはいつも唐突に起こる。痛みとか、苦しみとかそういったものは無い。けれど、俺はそいつに恐怖を抱いているんだ。今、見ている世界が脆くも崩れ去ってしまいそうな恐怖に駆られ、孤独感が波のようにして押し寄せ、白波の泡ようにして消えていく。
 一瞬だ、ほんの一瞬。それなのに、どうしてこんなにもこの世界があまりにも空洞化していて、アルミ缶のように簡単につぶされそうなイメージが浮かんでしまうのか。
 思わずため息を一つつく。そんな俺に目を向ける人なんているはずもなく、忙しく自分の行くべき場所へと早歩き、または走っていく。そして、俺もまたそんな人たちの中の一人であり、今日も自分の仕事場へと向かう途中なのだ。
 俺は駅内の購買で新聞を一つ買い、それに集中してしまおうと急いで開いた。さっき事を考えたくなかったのだ。意識を逸らしてしまおうとして、読みもしない――会社から経済新聞くらいは読めと言われたので一通りは読んでみるつもりだが――それが、いけなかった。
 文字の全てが0と1になっていた。ひらがなもカタカナも漢字も英語も一つも含まれない、純粋な数字。0と1のさまざまな組み合わせの羅列。暗号のようにして静かに、それでも俺に何かを突き付けるナイフのように目の前にある。俺は異常なほどに恐怖を覚えて、はっとなって新聞を閉じた。あまりに勢いよく閉じてしまったので、周りの人が珍しくこっちに目を向けてきた。その視線に目を合わせてしまわないように俺は顔を伏せ、もう一度新聞を見てみた。そこには日本語がちゃんと書かれていて、大きな文字で次期国会がうんたらかんたら書かれている。今の俺にはその内容はどうでもいい、問題は文字だ。隅から隅まで眺めてみたが、それは普通の新聞でしかなかった。


 通勤電車とは本当に心が折れそうなもので、まるで物のように押し詰められ、面識のない誰かと接触し、電車の揺れに耐えなければならない。密集度が高ければ高いほどに熱を帯び、冬であっても車内はエアコンいらずだ。取っ手に手を伸ばそうと思ったが、意外に距離がありそうだし、一度伸ばすと元の場所に戻すのが面倒になる。そういう事で俺は背広を着た男性達に囲まれ、背中でぎゅうぎゅうと押され、倒れてしまわないように踏ん張っている。さっきの新聞は既にかばんの中に押し込んでいて、残念ながら俺の身を守るクッション役にもなれずに折りたたまれているわけだが。

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っつーわけで久しぶりにネタ投稿完了。今まで、人格とか人についてとかをよく調べていたんだけど、ついには『意識』とか『心』とかについてまで調べたりし始めました、どうも、まどるDだ。

人の意識、心とは何処から来るのか? と訊かれ、答えるのは頭、と答えるのが一般的だと思う。その、頭の中の仕組みとかを人格とかにつなげられたらなーと模索中。そして、ならびに読んでいる本は現象学。こいつがまた面白い。そこにある石と私が見ている石は同じものか、とかね。そんなんを色々書いているむつかしー本っす。

それが読み終わったら今度はドストエフスキーの二重人格が読みたい。     いじょ

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09 30 ,2011  Edit


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